接骨院で使用する低周波治療器を選ぶ時のポイント

医療関連

新規で接骨院を開業する場合は、低周波治療器を導入するケースは多いです。

というのも、外傷などの治療で使われる用途が多く、治療効果も高いため、接骨院に器械を導入する場合には、たいがい低周波治療器をはじめとする電気治療器を入れている接骨院が多いというのが現状になります。

そして、実際にどういった低周波治療器を選べば良いのか?ですが、それは接骨院で、施術する先生の治療スタイルによって、選ぶべき低周波治療器も実は変わってきます。

ここでは、接骨院での治療スタイルを「プロフェッショルナルタイプ」と「コンビニ型タイプ」に分けて、下記に解説していきたいと思います。

 

接骨院での治療スタイルがプロフェッショルタイプの場合

治療スタイルとして、自費診療をメインとして「一人一人の患者に時間をかけて丁寧に治療するスタイル」では、採用する低周波治療器は、多彩な治療モードを搭載している低周波治療器を選択すべきです。

治療モードとは、古典的な電気治療以外に、最近よく使われている「HV治療」に加えて、「微弱電流(マイクロカレント)」なども搭載している複合型の器械が良いでしょう。

そして、施術をする側の視点から考えると、導子の種類も多数あるものが施術の幅を広げる意味でも、良いと思います。

また、施術スタイルによって、導子の使い勝手はとても大事なので、実際に購入する前にモニター期間内で、使い勝手を確かめるなどして、納得するまで確認した方が良いと思います。

例えば、「HV治療」でいえば、ボール電極が使い易いのか、または吸引タイプの電極の方が使い易いのかといったように、実際に施術の時に、導子を使い分けてみて、どういった導子であれば、自分の治療が出来るのかを良く見定める必要があります。

 

接骨院での治療スタイルがコンビニ型タイプの場合

コンビニ型の治療スタイルとは、患者数が多く、一人の患者に時間を掛けることが出来ない接骨院での施術スタイルを指します。

一人の患者に時間を裂くことが出来ないので、導子を装着したら、先生が離れていても治療が可能である低周波治療器を選択する必要があります。

例えば、干渉治療器の吸引型の導子であれば、患部に吸引カップを吸着させて、患部に適切な電流を流したら、あとはタイマーが自動的に動きますので、設定した治療時間が終了するまで、患者さんの側にいなくても、問題ありません。

毎日、多くの患者が来院する整形外科などであれば、置かれている治療器の台数も、それなりにありますので、一人の患者に導子を装着させて、電気を流したら、あとは別に患者の対応に回るといった流れで、ベルトコンベア式に、患者さんを回していきます。

そうしたやり方で、治療をしないと、1日に何百人といった患者を治療することは出来ません。

また、患者さんをテンポよく回していく為には、導子の装着のし易すさに加えて、脱着のし易さも、しっかり見極める必要があります。

導子コードは、意外と絡まり易いので、絡んでも解きやすい構造の導子でなければ、テンポよく導子の脱着するのが、困難になります。

ですので、コンビニ型の接骨院であれば、テンポよく導子の脱着が可能かどうかについても、良く見極める必要があります。

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